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今年のドイツはなんと言ってもサッカーのワールドカップ!!今回はサッカーに先立って、メッセで見つけた各国の代表楽器達を紹介していきたいと思います。まずはホームのドイツから。古楽器のリュートです。こいつをポロンとつま弾けば、中世吟遊詩人の気分を味わえる事間違いなしです。

HOHNER
こちらはドイツが誇るHOHNER社のブースより、各種アコーディオン達。鍵盤タイプから、ボタンアコーディオン、ケルト音楽のダンスチューンには欠かせないコンサーティナなど各種そろっています。日本にいるとなかなか想像できないのですが、ヨーロッパではアコーディオンの人気、認知度がとても高く、ポピュラーなものであることがショーで実感できました。当然パフォーマンスにも各ブース、力が入っており、素晴らしい演奏をいたるところで楽しむことができます。


ARIA
お隣の国フランス生まれのセルマー/マカフェリギターのレプリカモデルをARIAのブースで発見!このギターを3本指で弾きこなせれば、あなたも伝説のジプシーギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトになれるかも ! ? Let’s Swing ! !

こちらはスイスの管楽器アルプホーン。デカい ! ! 本当は木製ですが、こちらはカーボン製で短く収納する事ができます。パンフルートと一緒に演奏するとそれはそれは美しく響くとか。


ハープをみつけました。とても繊細な音がします。心が洗われます。でも弦が多くてどこをはじいたらいいのか全く分かりません。

Waltons
Waltonsのブースよりアイルランドの打楽器ボーランです。小さなバチで叩いて演奏します。こちらもアイリッシュのセッションには欠かせませんね。

真ん中の三角形をした楽器はバラライカ。パフィーの歌にも出てきます。イランアフガンなんとかバラライカ〜♪ってやつです。これはロシアの楽器です。

こちらはイタリアのラウンドバックマンドリン。ゴッドファーザーのテーマが聞こえてきそうな大人の雰囲気漂う、味のある一本です。

ハンガリーよりダルシマーの仲間、ツィンバロム。こちらもジプシー音楽で良く使われる楽器。演奏していたジェントルマンもにっこり笑顔で答えてくれました。

こちらはグリークブズーキ。ギリシャの楽器です。とてもきれいな装飾が施されています。最近はアイリッシュブズーキがポピュラーになってきていますが、元々はこのグリークブズーキが伝えられて生まれたものだと言われています。よく見るとピックアップが搭載されています。

ところ変わって、今度は中東の楽器達。まず最初にはチターの原型と言われているトルコのカーヌーン。こちらもペルシャ風味の見事な装飾が施されています。もはや楽器というより工芸品ですね。

こちらはロングネック・リュート属のタンブール。上のカーヌーンとともに、オスマントルコ帝国時代から伝わるとても歴史のある楽器です。ベリーダンスの音楽にも使われています。

中東版三味線?サズー、バーラマです。

そしてアラブ諸国では「楽器の女王」ともよばれるウード。細長いピックを使って演奏します。この楽器がヨーロッパに伝わって冒頭のリュートになり、そして現在のギターに進化を遂げて行く事になります・・・そう考えると感慨深い思いがします。

が、そんなウードもいまや「サイレント・ウード」に ? ?

REMO
REMOのブースではトルコの打楽器ダラブッカをひたすら叩くおじさんがいました。

Afroton
さぁ、次はアフリカに行きましょう。ジャンベブームの火付け役とも言われるパーカッションメーカー「Afroton」のブースです。多数のジャンベに囲まれて、中央に鎮座するはガーナ生まれのパーカッション、「パンロゴ」です。

ガーナのトーキングドラム、「ドンド」とナイジェリア発祥の「壺ドラム」ウドゥです。ウドゥは水をいれてピッチを変える、なんてテクもあるようです。穴の部分を叩くと低音が響きます。

カシシと呼ばれる、シェイカーの仲間。小さな籠の中には乾燥した種等が入っています。「カシシ」というのはブラジルの言葉で、呪術の儀式の際に用いられたりもしたそうです。

Giannini
こちらは「Giannini」というブラジルの弦楽器メーカーのブース。左の洋梨のような形の楽器はブラジル版マンドリン、その名も「バンドリン」。中央に見えるカバキーニョと共にショーロやサンバなどはブラジル音楽には欠かせません。右のおかしな形の弦楽器はCraviolaと言い、そのボディシェイプは特許も取っているそうです。なんとなくZO3ギターに見えなくもありません。

Deering
アメリカと言えばカントリー、カントリーといえばバンジョーです。ずらり並んだバンジョー達をDeeringのブースにて発見。エレクトリックバンジョーもあります。

Tacoma
フラットマンドリンもカントリーの花形楽器の1つ。Tacomaが作るとお馴染みのこの形になります。Fenderのブース内で発見。

見事な木目のバイオリン達。いや、ここではあえて「フィドル」と呼びましょう。思わず手に取りたくなります。

BASS LAB
さて、民族楽器といえるかどうかというこちらのSTICK。BASS LABというメーカーではスティックの生演奏を見る事ができました。キングクリムゾンの鬼才トニーレヴィンで有名です。デモ演奏をしていたこのプレイヤーも両手で器用にタッピングして美しい音色を出していました。数百年を経て、これが民族楽器となるかどうか。ボーダーレス化が進む今、それは難しいことなのかもしれません。

中国の二胡、そして古箏です。女子十二楽坊でもお馴染みですね。最近では町の楽器屋でもよく見かける様になった二胡。古箏の歴史は2200年前の春秋戦国時代にまで遡ると言われています。

我らが日本代表の打楽器、締太鼓!はるばるドイツの地までやってきました。能や歌舞伎から祭囃子、獅子舞まで、日本の伝統文化には必ず登場しますね。でも意外と叩いたことがない人って多いのではないでしょうか?

最後にオセアニアはオーストラリア代表、ディジェリドゥー達です。ディジェリドゥーは先住民族アボリジニの伝統の楽器。オーストラリアの楽器らしく、ユーカリ製のものもあります。色とりどりの紋様にコアラも思わず抱きつきたくなっちゃうかもしれません?

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