今回で3度目の体験となるWINTER NAMMでしたが、年を追うごとに来場者が増えている様子で楽器/音響機器の分野に携わる者として、こういう場が盛り上がるという事はうれしい限りです。
私はギター関連のブースを中心に足を運びましたが、ここまで多数の楽器を触り、弾き比べが出来る事はNAMM最大の魅力と言えます。中でも一番印象に残ったものがCARVINのギターでした。サウンドハウスでも取り扱いをしている為、これまでにも触る機会があり、その時も完成度の高さと、それとは反比例する価格に驚きを覚えましたが、今回、更に多くのモデルに触れる事により、どのモデルも価格以上の完成度を誇っているという事を確認してきました。「価格の割には良い出来」という事ではなく、どのモデルも楽器としての完成度が非常に高い水準にあるという事です。この様なすばらしいメーカーと出会う事が出来たというだけでも、今回のショーで過ごした時間は大変有意義であったと思います。
また、ショー開催中は周辺ホテル内のロビーやバーでも恐ろしい盛り上がりを見せ、連日深夜まで飲めや歌えやで大賑わいです。こういった、地域で盛り上げる楽器ショーは日本ではまず見られません。近い将来、国内でもNAMMのような、みんなで盛り上げ、ビールをたらふく飲めるショーが毎年開催される事を期待しつつ、来年もアナハイムの地に降り立てる事が出来ればと思います。
|