NAMM SUMMER 2004 SR/レコーディング

ギター関連の展示が多いため、プロオーディオ関連のブースはあまり目立ちませんが、こちらPRESONUSのブースで展示されていた新製品BLUETUBE DUAL PATH。2チャンネルのマイクプリアンプですが、チューブサウンドとソリッドステートの切替が可能なモデルです。シンプルなデザインとメーターがなかなかGOODなモデルです。

ボーカル用プロセッサーで人気のTC HELICONから発売となったフットタイプのプロセッサーVOICELIVEです。様々なハーモニーを足元で切り替えつつ説明を加えていますが、説明する時はきちんとエフェクトをoffにするところが、面白かったのですが、ハーモニーつけたままだったらなお面白いのに！しかし毎回忘れることなくエフェクトをバイパスするのでした。この一人ハーモニーも驚くほどのクオリティーでしたが、この夜、町に繰り出しLIVEで聴いたカントリーバンドの男性3人のハーモニーが忘れられません。本物のハーモニーは美しく心に響きました。

D16XＤ、D32XDのディスプレイ横にあるオプション増設スペースには、8chのアナログインプットや、アナログコンプレッサー・ボードなどのオプションが用意されていますが、このスペースに搭載可能な2chチューブプリアンプTPB-2が発表されました。国内での発売時期等は未定とのことですが、アナログのVUメーターと真空管が実際に光っているのも見え、まさにアナログ！最先端のデジタルレコーダーにアナログな部分を持ちこんでしまうという大胆さ。同じデザインの単体2ch真空管マイクプリTP-2も展示されていました。

こちらはインナーイヤーモニターを扱うWESTONEというメーカーのブースです。VDRUMとLINE6のPODを通したギターとベースという、ただの状態では小さくジャカジャカ、パタパタという音しか聞こえない状態で、まったくのサイレントライブが行われていました。小さな男の子の兄弟がドラムとギターを演奏。ブースにいたメーカーの担当者がベース担当で即席セッション。この模様はイヤホンをしないと聴こえません。集まったオーディエンスは設置されたイヤーモニターを通して演奏を確認。騒がしい会場内でもひとたび耳に装着すれば、彼らの演奏しか聞こえません。演奏もなかなか上手でしたが、彼らの母親はなぜか大ウケでした。

GOLDが美しいD-6を展示していたAUDIX。トップアーチスト達が多く愛用するAUDIXのマイクですが、このD-6もBlink182のTRAVIS BAKERをはじめとしたドラマーが使用しています。マイクメーカーでもただ並べて飾っているだけのメーカーも多いのですが、AUDIXのブースはこのガラスケースのほかに、いつもサウンドがチェックできるようになっている試聴コーナーがあり、皆思い思いにヘッドフォンをして、サウンドをチェックしていました。

すべてのフェーダーがクネクネと動いていたTASCAMのフィジカルコントローラーUS2400。24チャンネル分はボタンの切り替えなしにコントロールしたいというユーザーにとっては嬉しいモデル。最大192チャンネルのフェーダーコントロールが可能で、ジョイスティックでのサラウンドパンニングなど機能も充実。しかしボタンの数も少なく、シンプルで使いやすそうですね。

ナッシュビルだけに、展示はギター関連が中心で、DTM関連のブースはそれほど大きくありませんでしたが、ここM-AUDIOのブースは大きく構えており、多くの人を集めていました。従来のMIDI/AUIDIOインターフェースをはじめとして、マイクやマスターキーボードまで、様々な分野に手を広げていますが、今後も注目すべきメーカーの一つです。

シンセサイザー？マスターキーボード？内部にPCを内蔵、トップパネルにディスプレイ、文字をタイプするためのキーボードとトラックパットも搭載。オーディオインターフェースもすべて内蔵した、これぞオールインワンシンセ。OSはWINDOWS XPを採用しており、VSTプラグインなどもインストールすることができます。フェーダーもずらりと並んでおり、これ一台で音楽製作が行えます。

こちらRUDE!というRODEとは一文字違いのマイクメーカーのブース。ローランドのピカピカ光るストラップをしていたらいきなり声を掛けてきたブロンド美人。ローランドに行けばもらえるよーと話してるうちに、ごそごそと宣伝用のショーツやらタンクトップやらを出してきました。更に奥からTバックを出してきたので「May I take a picture?」「SURE!!!」･･･で、写真のポーズ！