扉が閉まりここで焼き付けを行います。まるで東京ディズニーランドのホーンテッドマンションのように向こうの方からパーツが流れてきて、色のついた粉を吹き付けます。あらゆる色に対応していますが、当然の事ながら特殊な色はコストがかかります。その後、自動で開閉する部屋へ商品が移動し、200℃以上の高温で焼き付けます。その結果、ベース面と塗装面が超微粒子単位で超強固な結合となり、色落ちしにくく、長く使える良い製品が完成します。今でこそ、自動的にトコトコと釜に入り、自動的に出てきますが、この工程は温度・湿度管理などの独自ノウハウが不可欠との事なので、「今までいったいどれだけの試行錯誤を繰り返したのか?」と思いをはせてしまいました。こういったクオリティーコントロールの結果が世界で認められるK&Mの礎となっている事を考えると、正に基本に忠実でいる事がすべての基礎であると再認識させられたました。
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