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加藤:
去年物流グループから前波がこのフランクフルトメッセに行き、何も分からない人でも楽しいと聞いていたので、メッセのショーには行く事が決まった時から期待していた。メッセの会場に着いた時の感想はとにかく『広い』の一言しかありませんでした。会場入りして入り口に近く一番最初に見たブースがサウンドハウスが代理店のPHONICだったことが非常に嬉しかったことを覚えています。楽器や機材関係の事は正直わかりませんが、見覚えのある商品ネーム、形などが並び、また始めてみる商品もあり、よく分からないくせにワクワクしていた。
PHONIC以外でも代理店メーカーを見つけると理由はわからないが何故か気分が良く、「俺達も売ってるんだぜっ!」てな感じになります。ギターフロアのPEAVEYのブースは他のブースと比べても規模も大きくギター、ギターアンプなどが展示してあった。目を留められたのがWOLFGANGの模様?ペイント?なんて言うか柄とでも言えばいいのか、それがすごく綺麗に仕上げられていてかっちょ良かった。国旗が模様にしてあり、アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国・・・とあり勿論日本もあり、この感動をホームページでも鮮明に伝えられれば、カスタムショップは馬鹿売れだなと勝手に思ったりもしました。PEAVEYのギターは本当にかっこ良かったです。
機材のことはあまり分からないので照明の方を。ムービングヘッドとトラスで1フロア、他照明機器で1フロアという感じで分かれていて、ムービングヘッドの方はまあCOLORSPOTやその形がちょっと変わったものなどが多く、基本的にどれも似たような感じでした。ここでも普段は聞けないような話が聞けて面白かった。またLASER系のものも、それを多用しているようなブースは面白かった。もう一つ面白かったのはトラス関係。サウンドハウスで今まで扱った物しか見たことが無かったので正直驚いた。見た感じが頑丈にできていて、溶接部分も綺麗に仕上がっていた。正直な話メッセは半端なく広く、比例する様に疲れるがそれ以上に誰が行っても面白いと思った。ショーばかりでなく貴重な経験ができた事を嬉しく思います。
伊賀:
フランクフルトのメッセは世界最大規模と言われ、その広さは幕張メッセの数倍と聞いていたので、どんなものかと胸を弾ませ会場へ向かう。建物は複数ありそれぞれセクションごとにフロアが分かれていて、全部で18フロア。その規模のデカさに、建物に足を踏み入れる前にもかかわらず思わずため息をついてしまった程。4日間メッセに出向いたわけだが正直疲れた。しかし全てを満足いくほど見切るには4日あっても足りないくらいだ。商品知識があまり無いのでどうレポートすれば良いのか難しいところだが、とにかくそれぞれのフロアを回って様々な楽器、機材を実際に見たり触れたりし、その面白さに魅かれていったことは確か。どこかのブースでデモンストレーションがあればいつの間にか人だかりが出来、また更に人を呼ぶ。いけどもいけども人、ひと、ヒト。ごった返しの会場だった。SENNHEISERではドイツ版ゴスペラーズが会場を沸かせていたり、写真に収めることは出来なかったが、2ドラムとコンボ・民族的楽器のかっちょいいコラボレートで神秘的な音楽を奏でたり、と見所満載!
当たり前だが、周りのヒトは皆外国人(と言うか、自分達が外国人か・・・)。それでもリズムに乗って体を揺らしたり、手拍子で音楽に乗ったり・・・と、言葉なしで(言語が通じなくと)も音楽を通せば心は通じ合う事が出来る喜びを体験できた4日間だった。
(余談ですが・・・)ドイツの地BEERを堪能できたことに感激、幸せいっぱいです!!
増沢:
私にとっての初めての展示会場見学は、展示会の中でもかなり広いMESSEの見学となりました。最初の印象は、「こんなに広いの!?」 初日は初心者組だったので、何をどう見て廻ればよいかもわからず考えただけで疲れてしまいそうでしたが、音響機器初心者の私でも楽しむことができるものでした。
楽器はいろんな珍しいものがあったり、新商品があったりと楽しめましたが、展示の仕方や照明のライトアップなど視覚的にもとても楽しむことができました。個人的には展示会場のいろいろな商品の展示の仕方を見て廻ることも楽しかったです。ショールーム創作などの参考にもなりそうでした。4日も歩き回り大変でしたが、展示会以外にも文化の違いを感じたり、ドイツのメルヘンチックな田舎風景と、MESSEがあるような都会街を両方堪能できましたし、いろんな経験ができて大変よい旅だったと思います。
小野:
まずMESSEの規模の大きさに愕然としました。同時に無謀にもヒールのある靴でMESSEに乗り込んだ自分を呪いました。徐々に重みを増していくカタログの袋を抱えながら、靴ずれの脚を引きずって歩く羽目になったのはいうまでもありません。一番活気があると感じたのがエレキギター、ベース、やパワーアンプ、プロ用音響機器、照明の各ブースでした。SENNHEISERのデモ用ステージでは「Magnet」という7名くらいのアカペラグループが美声を披露していました。その側にはSHURE。このデモステージでもたくさんのミュージシャンがパフォーマンスしていました。主要メーカーが目抜き通りを独占する一方で、裏街道のように端の方では中国系メーカーと思われるマイナーなブースが並んでいました。個人的に演奏できる楽器がピアノだけとあって、ピアノブース(サロンと言っても過言ではない荘厳な雰囲気でした)が一番居心地が良かったような気がします。
グランドピアノが何列にも重なって並んでいる様を見ると、高級車がずらりと並んでいるようで最初はなかなか手を出せませんでしたが、座って少し弾いてみると、誰にも叱られないことがわかり、やっとまともにグランドピアノを堪能。やはり家にある古ぼけたアップライトでは得られない音色がありました。日本人にはちょっと珍しいPianoforteも沢山展示されていました。昔のヨーロッパ映画において、宮廷で優雅に弾き鳴らすシーンがよく出てきますが、実際に見たのは初めてです。照明セクションが集結していたホールの中は、ショーというよりディズニーランドと言う感じがしました。巨大なバブルマシンが展示され、ビデオクリップで実際に泡を噴出し、洗濯機状態のクラブが写っていたり・・・手の凝ったレーザー類が派手に光を放出していたり… なかなか普段は見れない光景ばかりでした。今回のMESSEでは非常に活気ある雰囲気を感じました。毎回ショーにいらっしゃるというARXのColinさんも、今回は去年に比べても大盛況とおっしゃっていました。また業者では無いと思われるお客さん(家族連れ、ティーンエージャー、老年のご夫婦など)の姿も沢山見られました。音楽に非常な重要性を見出すヨーロッパならではの風潮と、非常に感心するばかりです。どこでもパフォーマンスをやっていて、どこからともなく聞き覚えのある演奏/歌が聞こえてくる、大変贅沢な空間でした。普段国内にいると感じられない雰囲気が感じられた素晴らしい旅でした。
阿部:
とにかく広い・・・まずそれがMESSE会場の印象でした。国内の数々の展示会などは音響機器に限らず見ていたのでタカを括っていたら大失敗。足が棒になるという言葉の意味を初めてかみしめました。世界最大規模の名に恥じることない参加社数と数々のアイテムに圧倒されっぱなしでした。個人的には照明部門をメインに見ることをテーマに参加致しましたが、やはり、音響機器、ギターなども気になり正味2日程では回りきれず、悔いを残してしまいました。照明ブースはMARTINなどの有名ブランドだけでなくその他の中堅所が一気に追いついてきたという様相で、各社新商品の開発にしのぎを削っており、やはりムービングヘッドが主流の流れは変え様がなくより細分化し様々なニーズに応えられるような商品が増えているようです。最近は音も静かになっています。今後はさらに混沌としたなかで様々なメーカーが伸びてくるのではないでしょうか?
また、レーザーもグリーンレーザーの大口径出力が多く出品されており、価格も徐々に下がってきていることから、30ミリワット、50ミリワット以上のレーザーが、低価格で日本を席巻する日も近いと思います。ギターブースではESPのエンジェルギターに惹かれてしまいました。高見沢モデルの実物などなかなか見れることもなく、ギターを弾けるわけではないのですがつい触ってしまいました。(もちろん触っちゃだめです)細いネックと彫刻アートのようなボディが対をなし、絶妙なバランス美にたけたギターはまるで生き物のように自らの存在を誇示していました。禁を破ってこのギターに触れてしまいましたが、それだけで幸せなひとときでした。
全体的にヨーロッパの音楽に対する熱気がいっきに集まってきたかのように感じられました。常に音楽を楽しみ、如何に良い音楽を作り伝えていくか?如何に良い音を伝えるか?確かに機材も大切ながらそれはひとつの表現の選択肢に過ぎず、最終的には音楽を愛するハートが全ての音楽を支えているのだと感じられました。各メーカーさんはそれぞれの人の思いに応えるべく、日夜努力して新商品を開発し、より良い音を目指しているのだと思います。それは音響機器だけでなく全てモノを創ることに関わっている者は避けて通れないことだというのは言いすぎでしょうか?この旅で素敵なヨーロッパの町並みと共に素晴らしいMESSEを体感できたことに感謝します。ありがとうございました。
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