毎年10月中旬に上海で開催されているMusic China & Prolight + Sound Shanghaiは、ドイツのフランクフルトメッセが企画運営し、例年フランクフルトで行われているムージック・メッセの中国版と言えるショーです。ところが今年の上海ショーは思ったよりも規模が小さくなっており、明らかに昨年よりも参加企業が少ないようです。また最後部の2つの建物では同時におもちゃショーが開催されており、広場ではリモコンの車が地面を走り回ったりしており、一瞬、戸惑ってしまうような不思議な光景でした。上海ショーの規模が縮小した理由は２つあるようです。まず、照明メーカーの大半が出展を取りやめたことです。これは、その翌週に香港で開催されるLighting Showに殆どのメーカーが結集するため、その照明展示会にメーカーが注力しているに他なりません。もう一つの理由は、海外著名ブランドをかかえるプロオーディオのメーカーが殆ど出展しなくなったことがあげられます。プロオーディオに関して言えば、そのほとんどが中国ブランドのみの出展であり、ちょっと寂しい感じさえします。結果として上海ショーは、あくまで楽器展としての印象が圧倒的に濃くなりました。ですから楽器好きにはたまらない展示会の一つであることには間違いありません。そんなショーの模様をサウンドハウススタッフ、前波、山田、宮應の凸凹トリオが現地に飛び、速報でお届けします！