今回初めて中国に行かせて頂きました。中国に関する知識といっても、TVで報道されている程度でしかないため、正直なところ不安がありました。確かに英語もそれほど通じないし、中国の漢字は知っての通り簡略化されていて日本の漢字のイメージがそのまま通用しないので「こりゃ大変かも!」というのが第一印象。言葉も全く耳に馴染んでいない為、普通の会話なのに喧嘩してる様にしか聞こえなかったり、交通ルールも、クラクション鳴らしまくり、信号無視は当たり前、歩行者がいようと突っ込んでくる等々、よく事故が起こらないものだとある意味感心しました。そんな中国でのショーということで、最も印象的だったのが、「made
in china」のクオリティの高さです。もう安かろう悪かろうではなくなっています。もちろん中にはまだ笑ってしまうような物もありますが、モノマネ的な雰囲気が殆どないのです。あと民族楽器は楽器自体のクオリティだけではなく、演奏のレベルがやたらと高い。試奏している人みんな日本でその楽器の先生をしてもおかしくない位でした。この辺は、アメリカのショーで子供がプロ並みの演奏をしていたのに似ています。いろいろなカルチャーショックを受けながらも、ホテルでのテレビ番組には、NHKがあったり、Vチャンネルというミュージッククリップ&バラエティのチャンネルでは、土屋アンナだったり、日本語で歌っている中国のミュージシャンの歌を平気で流していたり、バラエティの番組の作り方が、日本風だったり(喋り言葉に字幕が出る手法)、日本の文化も自然と溶け込んでいるように感じました。2日目ともなれば、中華料理屋よりも安くて美味しいし、よく見ると漢字の略し方も慣れればなんとなく分かるし…と、徐々に慣れ、挙げればきりが無い程親しみ易い国に感じてくるものです。もちろん滞在が短かったので良いところしか見えなかったのかも知れませんが、それでもショーの出口で声をかけてくる白タクドライバーや、あきらかに偽物ROLEXを売ってくるオジサンなど、いろいろありました。そんなことも含めて貴重な体験、本当に有難うございました。是非また行かせてもらいたいと思います。