PLASA 2003 LONDON 照明機器

照明関連のブースでは、各社様々な展示方法でアピール。会場の壁一面にはクリスマスツリーなどでもおなじみの電球を配備。天井には白い天幕が張られ、各社のムービングヘッドやスポットライトが所狭しと天井を彩っています。まさに幻想的な光の競演といったところ。それでは各ブースをチェック！

昨年に引き続き登場のモスラ、ではなくチョウチョです。今年は羽の部分がユニオンジャックに模様替え。ステージ上の演出には欠かせないトラスも各メーカー多数出展していました。工夫の凝らされた巨大なトラス細工が目を見張ります。他のブースでは、中国の朝？と思うような巨大な自転車の形をしたトラスがあったりと、各トラスメーカーとも遊び心がみられました。

照明の著名メーカーMARTINのブースです。企業ブースはプラザショーの中心に位置され、展示スペースの広さも最大規模でした。ボックス上のブースには、各種照明コントローラーを設置され、それを操作することで、様々なムービングヘッドのデモを自由自在に操ることができます。ボックスの外でも。スクリーンが壁に配置され、デモが行われており、まさに光の競演！

ROBEのブースはドーム上の天幕が張られ、幻想的な雰囲気をかもし出しています。天幕の中を多数のムービングヘッドが彩りを飾り、一際目立っていたのが印象的でした。これからの展開が楽しみなメーカーの一つです。

ケースメーカーの出展で気になる商品を発見。雨でも大丈夫なビニール製の保護ケースです。これがあれば野外での使用で急な天候不良もムービングヘッドやミラーボール等の照明機材を保護して、使用できること間違いなし!?

巨大スポットライトで電球は2000Wクラスです。見たとたん宇宙戦艦○マトが頭の中に浮かんでしまいました。ためしに会場を照らしてみると直径5mから1ｍ位までの絞りになっており前面に5層ほどのカラージェルを挟めるようになっています。また本体ユニットが5ｍほどもある巨大ミラースキャン(直径10m位までの描画が可能)なども展示されていました。

サウンドハウス正規代理店メーカーSOURCEのブースでは、定番になったフォグマシンやバブルマシン、各種エフェクトユニットが多数展示されていました。新製品の水を投影するようなエフェクトも展示されており、今後これらのエフェクトも取り扱い予定。今後の製品ラインナップが期待してください。

新製品として展示されていた円形状のディスプレイユニットです。円形状の板に多数のLEDがちりばめられており、回転しながら多彩な演出ができます。単体では効果が薄いと思われますが、数をそろえての演出においては大きな効果が期待できそうです。

会場の至るところに球状のディスプレイが出展されていました。球体自体が回るタイプや、球体の内部でイルミネーションが動くタイプ、扇風機で球体が回るタイプなど様々。球体だと周囲に関係なく360度、どの角度から見ても宣伝になりますので注目しやすく宣伝効果が高そうでした。

PC制御でのDMX バーチャルコントローラーとして定番になったDVCシリーズのデモが行われていたDASLIGHTのブースです。。巨大ディスプレイが設置されておりPCの操作内容が一目でわかるようになっていました。本体コントローラーもクリアータイプに様変わりし機能が増えた新製品も展示されていました。サウンドハウスショールームでも絶賛展示中。その使いやすさを実感してください。

グリーンレーザーがレーザー系の商品では主流になっています。サウンドハウスでも各種グリーンレーザー商品を多数取り扱っていますが会場では壁や天井に様々な形を映し出していました。こちらの壁ではグラス片手のお姉さんです。グラスを軽くあおって上機嫌そうでした。映画のワンシーンのようなキスシーンなどもグリーンレーザーで描画されていました。

小型のウォッシュタイプのムービングヘッドが各メーカーブースの至るところに配置されていました。展示のボードなどの照明やガラスケースなどの照明にも使用されています。展示照明などに最適な小型ムービングヘッドは、数をそろえてシーンを組めばミラースキャンなどよりも演出効果は大きいようです。

プラザショーの会場に入場した時に気付いたことですが、会場全体がうっすらと靄がかかっていました。各メーカーがフォグマシンのデモを行っており、フォグの香りと広がる煙を感じると、より一層、噂通りの照明機材のショーだと強く印象に残りました。

照明卓は小型のものよりも大型のものが多数展示されていました。コンピューター制御全盛とはいえ、いまだ照明卓の需要は根強いようです。フェーダーやボタンデザインなども洗練されており、ディスプレイにデモ画像を投影しながら動作確認できる照明卓です。

こちらはLEDのパネルタイプの照明システム。LEDのパネルに円筒状のカバーを被せ、色を柔らかくするような仕組みなども工夫されて展示されていました。巨大な電光掲示板は遠くからでも明るくて見やすく、わかりやすさが特長です。