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会場に入ると、いきなりドカーンとブースを構えていたのはFENDER。とは言っても、GRETCH、GUILD、CHARVEL、TACOMAなどなど次々と傘下に加え、一大総合楽器メーカーと化していました。
FENDERブースの中から、アコースティックセレクション。まずはGuild。
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そのコストパフォーマンスの高さから、人気のGADシリーズに新たにオーケストラ・サイズのモデルが登場。ワンピース削り出しネックに、ウッドバインディング、アジア工場の製造ラインとはいえ、U.S.A.ラインのレギュラーモデルにひけを取らない素晴らしい出来で、マテリアルも全く遜色ありません。近年、各メーカーが韓国、中国、台湾、インドネシア、ベトナムなどアジアの工場へ製造ラインを作りつつありますが、そのクオリティはかつて日本の楽器メーカーがそうであったように、年を追うごとに確実に上がってきていることを実感します。
TACOMA
新進メーカーらしく、常にマイナーチェンジを重ね、ピックアップや構成材などを改良し、より良く新しいモデルが目白押しです。Olympiaなどの安価な入門ブランドの新機種も続々と発表されていました。その中で、興味深かったのが、Tacoma Papooseシリーズの12弦モデル。小さなボディに複弦仕様の12弦。一見マンドリンのようですが、チューニングはギター。新しい可能性が広がるコンセプトです。・・・ただヘッドがやけに重かった(笑)演奏時ストラップは必須ですね。
さて、メイン会場入ればなんと、今回は1フロアのみ。コンベンションセンターに隣接するRCAドームスタジアムは使われていませんでした。昨年までのナッシュビル開催のSUMMER NAMMも年々縮小傾向でしたが、場所を移してもそれは変わらず、少し寂しい気がします。それでもなお、お宝最新情報をもとめてGO ! !
アコギ関連で目に付いたのはやはり天下のMartin。いつものMartinゲートのまわりには眩いばかりのスペシャルモデルやシグネチャーモデルが目白押し!まず目に付くのは、3大スペシャルモデル。さすがにこの3本だけは試奏できませんでした。ちょっとだけ弦をはじいて音を聴いてみましたが、装飾を豪華にしただけではない、芯の太いしっかりとした鳴りを感じさせる音でした。中央のHarvey Leach Customは、インレイ・アーチストのHarvey Leachとのコラボレーションによって製作されたスペシャルモデル。ボディ内のラベルまでアバロン貝で出来ています。D50KOA、D100DELUXは既に発表されていますが、その豪華なインレイとマテリアルは今回も注目の的。D100はいつの間にか裏側の展示に変わっていました。

「さすが10萬$の輝き!」ベルトのバックルなどでキズが着かないように注意しないと、、、。

それでは恒例の、Martinシグネイチャー新作チェック ! !
出ました!ビッグネーム「Sting」
Mini Martin Size5のスティング・シグネチャーモデル。トップはレッドシダー、サイド&バックはパドック。展示品はナッシュビルチューニング(6,5,4,3弦がオクターブ上)でマンドリンやハープシコードに近いクラシカルなサウンドで、エキゾチックな音楽に合いそうです。
「さらにもうひとつMini Size5。こちらは現C.E.O. MartinW世の孫? 娘?!のClaire Frances Martinちゃんのシグネチャーモデル?!専用ケースのライニングもピンクでスペシャルな雰囲気が漂っています。
サイド&バックはなんと、既にカスタムラインでさえも製造を中止したというブラジリアン・ローズウッド。バインディングやペグボタンの仕様などマテリアルだけならスティングモデルを遥かに凌駕しています!
今年のMartinのトレンドは、Size5とM(0000)タイプ ? !
まずは、ビートルズのプロデューサーとして有名な、George Martin Studio Edition「M3M」レコーディング・プロデューサーにふさわしく、スタジオ向けに設計されたギターということです。トップは広く、ボディ厚は薄いMタイプはまさに理想的なバランスということでしょう。ヘッドとバックの3ピースには特徴的な「M」をあしらったデザインが施されており、渋く、スペシャルな雰囲気は抜群です。
さらに、M3HとMC3H.。Cathy FinkとMarcy Marxerのカスタムエディション。Mタイプボディに、アディロンダック・スプルース、3ピースバック・ローズウッドの間にコアという組み合わせ。レスポンスがよく、甘く、深いという絶妙のトーンを奏でます。やはり時代はMサイズか ? !
インディ500に掛けたのかレースグラフィックのギターとリアルな森の木々が描かれたリトルマーチンも登場。・・・きっとこれを森の中で弾いたら保護色で見えませんね。
遂に登場したE.クラプトン印のMartin弦。大ヒット間違いナシですね。・・・ちなみに後にいるのは、あのC.F.MartinW世。
いつも、別室にブースを構え、豪華ソファーや専用のデモンストレーション・ステージを用意しているTaylor。
やはり目玉は日本でも既に発売されているT5シリーズ。トップ材は、スプルース、フレイムメイプル、ハワイアンコアなどバリエーション豊富で、新開発のピックアップシステムによるサウンドは、テクニカルなインストプレイに最適です。
ゆったりと落ち着いたブースで心ゆくまで試奏できます。Doyle Dykesシグネチャーを試奏していたら・・・。
Doyle Dykes本人に会っちゃいました!
ミニライブのあと、気さくに記念撮影にも応じていただき、「今度日本にいくからまた会いましょう」と言っていただきました。

続いて、Garrisonギター。革新的な一体構造の樹脂ブレイシングで、驚異的な強度とサウンドバランスを誇っています。デザインのバリエーションも増え、ギターだけではなく、マンドリンやブズーキなども登場していました。こちらもさすがのクオリティです。
Ibanezのブースに輝いていたのは、Steve Vaiモデル。ジャンボサイズにカッタウェイ、彫金が施された楕円サウンドホールにド派手なシースルーグリーンのキルトメイプル。生音はライブ仕様に抑えた設計になっていましたが、B-BandのA5システムを搭載しテクニカルな演奏を余すことなく表現できそうです。
アメリカを始め、海外では日本以上に人気が高いALVAREZ YAIRI。ニューモデルへの関心はMartinやTaylor以上と言っても過言ではありません。ブースの入口には、Monte Montgomeryと、華奢な体格に似合わずアグレッシヴな演奏を繰り広げるAni Difrancoのシグネチャーモデルが展示してありました。
環境保護、希少木材の枯渇が叫ばれる中、登場したオールグラファイト素材のRain Songギター。ブレイシングを必要としない強固な素材は耐久性とサウンドレスポンスが抜群です。ボディサイズやカラーバリエーションが増え、グラファイトっぽさが薄れて以前感じられた違和感も減少しました。
Larriveeの創設者ジーン・ラリビー氏が興味深く質問していたのが印象的でした。

それでは、日本で人気の各ブースを一気にお見せいたします!

USAカリフォルニア工場も本格始動したカナダのLarrivee。
クオリティの高さで人気のハワイのJames Goodall
オールドMartinの香りが漂うCollings。次回のSummer NAMMは、Collingsの地元、テキサス州オースチンです。乞うご期待!
復活を遂げたBOURGEOIS。トラディショナルな造りが再評価されています。
SANTA CRUZは2日目には全てがSOLDとなっており、実力を示しました。
アメリカの楽器店で「イイ音のギターをくれ」というとTakamineを出してくる!といわれるほど絶大な支持を得ているTakamine。日本仕様とは趣の違ったラインナップが揃っています。
カントリーの殿堂Grand Ole Opryモデル。
斬新なインレイワークが人気のCRAFTER。
単板削り出しのアーチボディを信じられない安価で発表し、中国のギター製作水準の高さを世界に知らしめたEASTMAN。
日本でもそのコストパフォーマンスの高さで評判のAYEARS。複雑なインレイのカスタムギターが注目を集めていました。
豪華な仕様と低価格で密かな話題を呼んでいるBlueridge。今回はオールドGibsonのアドヴァンスド・ジャンボを彷彿とさせるモデルを発表。写真のBG-60はブラジリアン・ローズウッド単板仕様!

さて、お気づきでしょうか、そうです!C.F.Martinと肩を並べるアメリカンギターの雄、Gibsonが今回出展していません!次回のSummer NAMMは、テキサスのオースチン。カントリーミュージックのお膝元で、豪華絢爛なレン・ファーガソンの手によるショーモデルの登場で復活し、再び盛り上がることを期待しています。

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