今回初めて中国のショーを訪ねたのですが、今年はPALMとCALMが分散しての開催。そういったこともあり、話に聞いていたものよりも、規模が小さくなったのかな、という印象です。製造業者などの出展が予想に反して少なく、目を引くのはバイオリンばかりという状況。ギターなどは、中国、そしてインドネシアなど、各ブランドがアジアに生産拠点を持ち、それらが市場に数多く出回っています。そんな中、中国の生産力はここで述べるまでもなく、数はもちろん、クオリティも向上の一途をたどっていますが、今後は日本の80年代のように工場主導でオリジナリティある新たな製品を生み出せるかが鍵です。とにかく今、北京はオリンピックという一大目標に向けて市民が一丸となって街の構築に励んでいると言うのが印象的でした。
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