PALAショーも他の展示会のように段々と縮小の一途をたどる運命にあるのでしょうか?見るからに毎年小さくなっていくようです。また数年前までは楽器を取り扱うブースも複数あったのですが、今年は殆ど皆無に等しく、2階の展示スペースに多少おいてあるだけでした。反面、相変わらず照明機器の展示が大幅に増えている印象は否めず、マイク、スピーカー、アンプ等のベーシックなプロオーディオ機器と共に、どのショーを見ても、展示の中心的存在となっています。また以前は新製品を見て楽しむ、という雰囲気が多少なりともあったのですが、そういったムードも何時の間にか消え去り、どちらかというと業者同士がミーティングをするためのビジネス会議場、といった雰囲気にいつも包まれているように思えました。何だかネガティブなことばかりをいっているようですが、本当は楽しいことも一杯あったのがPALAショーです。何といっても初のマレーシア体験。物価も安いし食事も悪くない。サービスも大変充実しています。おまけに会場横の高級ホテルにチェックインした際、ホテルの手違いがあったため、そのお詫びとしてでしょうか、無言の内に我々サウンドハウス・チームはプレジデンシャル・スウィートルームに1泊1万円で泊まることになってしまったのです。あぁ、この部屋はもう、言葉では言い尽くすことができない国賓級の偉い人のみが泊まる部屋だったのです。何しろ、部屋の中のロビー(そう、中にロビーもあるのです)には、今までこの部屋に泊まったことのあるVIPゲストの名前が掲げられていました。元総理大臣、橋本龍太郎氏を始め、キューバのフィデロ・カストロ大統領ら数十名の名前が列記されていました。当然ながら、次回この部屋を利用する世界の国賓は、サウンドハウスPALA部隊の名前もこの壁に見ることになるのでしょう…と、大きく夢を羽ばたかせたマレーシアのPALAショーでした。 |
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マレーシアでのPALA2004ショーは規模も大きいものではなく、今回、初めて参加の自分にとってはちょうどいいのでは、と気楽に参加。 ところが現地についてからは、英語力に乏しい自分は言葉が通じず、四苦八苦。ピンチも「センキュー」と硬い「握手」でなんとか乗り切り、ショー会場へ。 ショーでは音響機器もたくさん展示されていましたが、何よりも目を引いたのは、特設ブースに設けられたレーザーアニメーションによるショーでした。大迫力のサウンドと突き刺さりそうなレーザーに、仕事を忘れ、我を忘れ楽しんでしまいました。 マレーシアは物価が安く最終日に自分達で探して泊まったホテルがツインルームでなんと約2200円。 商業地では日本食街があり、牛丼で有名な某吉○家もありました。マレーシア特有の香辛料の利いた食事も美味でしたが、日本から遠く離れたこの地で食べた牛丼の味は一生忘れることは無いでしょう…。 |