そのスピーカーシステムの後ろには、いくつものテントが。建物内に入れなかったブースがこのテントの中で展示を行っています。まだ工事中の建物があったりと、すべての建物をフル活用できていないようです。おそらく2〜3年後には、すべての建物を埋め尽くすぐらいの勢いで拡大の一途をたどるのでしょう。
プロオーディオとライティングは、一つのホールを半分ほど使用して展示。数もそれほど多くはありません。様々なOEMを手がけることで力をつけてきた中国メーカーですが、ミキサーや各種プロセッサー、スピーカーなどの展示が中心で、最先端のデジタルミキサーや、DAWシステムの展示などはほとんど皆無でした。
その中、照明に関しては、LEDやカラーレーザーのデモンストレーションが行われていました。右はROBOが行っていたレーザーショー。スクリーンに絵を映し出したり、写真のようにラインを見せたりと、スクリーンの上下なども含め、すべてがプログラムされたSHOWで、多くの人を集めていました。
こちらは巨大なムービングヘッド。スターウォーズのR2-D2を思い出してしまいました。一人で歩きまわりそうな雰囲気です。実際に点灯しているところが見られなかったのが残念です。
こちらはアテネオリンピックの開会式を演出したというドイツから出展のブース。もしかすると北京オリンピックのオープニングも狙っているのか?はるばる中国まで展示にやってきました。特にこれといった展示はなく、ひたすら開会式の模様をビデオで流していました。
自らの技術力の高さをアピールする絶好のチャンス!中国でも、トップパネルを開放して仕上がりの良さをアピールするメーカーが出てきました。自信がなければ出来ない展示ですね。
冷たい霧を上から下へ流し、それをスクリーンに見立てて、後ろからひかりを当てるシステム。例えばお店の玄関などにこれを設置して、看板の中を通り過ぎて入店、なんてなかなか面白そうです。
工事現場ではありません。ステージシステムです。かなり大きなイベントも手がけているようで、設置例として中国の要人がスピーチをしている写真などもありました。最近の大規模なイベントで見られるスタイリッシュなトラスシステム、ステージシステム、というよりは、オーソドックスな足場といったイメージですね。
このショーを主催するMUSIK MESSEの母国ドイツからも多くのメーカーが出展。規模が小さいながらも、新しい会場に移転した最初のMUSIC CHINAを盛り上げていこうという意気込みが伝わってきます。来年以降の更なる盛り上がりが期待できますね。
まだ閉場前なのに、ほとんど箱詰め完了、いつでも帰れます、といったブースが多く見かけられました。本来15:30まで開いているショーなのですが、いろいろ事情はあるのでしょう。まだまだ多くの人が見て回っている土曜日の午後でしたが、片付けを始めるブースが増えてくると、徐々に人の足も出口方面に向うようになってきます。本当ならば、もう少しジックリ見て回りたかったのですが、残念!