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後ろのポスターと同じ顔の人(当たり前ですね)が同じ表情で華麗なプレイを披露。お!なかなか抜けのいいピアノサウンド!とうとう中国もデジタルの分野にも進出か!と思っていたら、MIDIコントロールキーボードのデモンストレーション。実際に鳴っているのは奥に見えるYAMAHAのMOTIFというオチ。イメージ的にMOTIFに似ているこのマスターキーボードは、白鍵と黒鍵が逆になっていて、なんだか妙な感じです。

そのデモンストレーションが行われていたMIDIキーボードとは別のラインナップ。どこかで見たことのあるデザイン。しかも音源を搭載していない割には大きい(笑)。コントロール部右側のスペースにうっすらなにかが書いてあるので近づいて見てみると、パソコンのキーボードの絵が!要するにここにキーボードを置いてください、という意味なのでしょう。DTMユーザー向けのマスターキーボードですね。

こちらは貫禄ROLAND。大きなブースにギターエフェクター、シンセ等々、ずらりと展示。そして一角にはデモンストレーションステージを設置し、様々な製品をアピールしていました。この写真はV-Drumのデモ中。日本人のデモンストレーターが、女性通訳を通じて説明するのですが、言葉よりも実際のプレイが一番の説得力を持っているということを強く感じました。

スタイリッシュなデジタルピアノ、PRIVIAは中国でも注目商品。多くの人が立ち止まりチェックしていました。実際、上海の街中にあるマンションなど、新しいものは実にデザインが凝っており、意識の高さがうかがえます。そういった部分にアピールする洗練されたデザインが中国市場でも受け入れられる要因なのでしょう。欧米諸国や日本の各メーカーにとって中国は生産拠点としてだけでなく、今後重要なマーケットとなる要素を存分に備えている国。今回のMUSIK CHINAも中国メーカーの展示がほとんどですが、来年、再来年と徐々に大手メーカーがショーに進出し、世界有数の巨大なショーになっていくのではないでしょうか。

巨大なフロアの半分以上を占めていたのは、ピアノメーカー。正直、こんなにあるのか?と思ってしまうぐらい多くの工場が出店していました。ただ、これでも話によると中国の南側からはあまり出展していないそうで。こんなにピアノ作って誰が弾くんだろうか?と素朴な疑問が沸いてきました。

お昼時には、皆、お弁当を購入して、ブースで食べる、というのが一般的なようです。あまり間近で撮るのは申し訳ないので遠くからパチリ。良く見ると、その向こうのブースでも皆お弁当を食べています。時間にして12時ちょっと前。時間きっちりに皆で食事を取る、というのが暗黙の了解のようです。

80年代のエレキギターを思わせる、ひび割れ塗装の白いピアノ。じーーっと見ているとなんだか気味が悪くなる塗装です。バラをくわえた王子様が弾くと様になるのでしょうか?うーん、微妙です。

中古ピアノ店もいくつか出展。しかしその中古、というのがアンティークテイスト溢れるものが多く、なかなか面白いもの。右の写真はYAMAHAのピアノです。古き良き時代を思わせる凝った彫刻が重みを感じさせる逸品です。

そしてピアノと同じく、多くのブースがあったのが、中国民族楽器とバイオリン。プロオーディオと同じブース内にも関わらず、壁で仕切られた向こう側のため、がらっと雰囲気が異なり、まさに楽器市場。多くの人でにぎわっていました。

大きなダンボール箱から、次から次へと横笛が出てきます。それをひたすら吹き続ける男性。すべての笛は赤い布製の袋に入っています。笛の音を聴くだけで、なんとも優雅な時間が流れます。

今、日本でも一大ブームの中国民族楽器ですが、ここに来れば何でも揃います。普段、実際に見ることのない、様々な楽器がずらりと並んでおり、さながら民族楽器博物館といったところ。生演奏もいたるところで行われているので、残念ながらHOTELと会場の往復だけ、という自分のような参加者にとって、中国を感じられる貴重な一時でもあるのです。
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