Tomokazu Shintaku (distribution)
Tomokazu Shintaku (distribution)

ロンドンのPLASAショーを見て感じたことは、ある程度の規模のコンサートやライブ、演劇には照明やPAが欠かせないということでした。 もちろん、演じている方々のパフォーマンスも大事ですが、それをより引き立たせてくれる照明演出や音響がなければ観客にパフォーマンスの魅力が伝わらず、物足りなく感じてしまうのですから。照明や音響次第で、コンサートやライブの成否が左右されると言われるのも納得です。 ショーに出展されていた製品の多くが、初めて見たり触ったりしたモノばかりで、興味津々で展示品を見て回りました。自分がライブ演奏しているときも、こんな機材が使われているのかな?と思うと、レポートにも力が入りました。 会場で展示されている照明機器の大半がLEDになっているのが印象的でした。やっぱり時代はエコなんでしょうか。正直、ステージ用の機材に関しては門外漢なので見分けの付かない製品が多かったのですが、光ったり煙を吐いたりと派手なパフォーマンスの製品が多いので、見ているだけでもとても楽しかったです。 ただ、世界的な不況の影響からか会場内に空きスペースが多く見受けられ、しかも楽器関係のショーとは違い会場内が比較的静かなこともあいまって、ちょっと寂しい印象も受けました。 そしてロンドンといえば最先端ファッションの街。どこを歩いても街中はお洒落な若者がたくさんいました。しかも、モヒカンや鋲ジャン姿の過激なファッションも見かけることができ、とても刺激を受けました。

 
Kouzi Hashimoto (sales)

海外のショーの視察は、今回で2度目の参加です。PLASAは、照明やトラスなどの大掛かりな製品の展示が多く見ごたえのあるものばかりでした。
特に高出力のレーザーは、まさにSFの世界を連想させて、とても迫力がありました。主にステージや設備用が中心の展示でしたが、チラホラと家庭向けのLED照明を出展しているメーカーもあり、徐々に普及していく気配が感じられました。でも、まだまだ高価なのが玉にキズですね。
音響関係では、業務用の機材が多いなかiPod関連商品が増えてきているのが印象的でした。特に、DJ関連の機器が積極的にiPodに対応しており、コンパクトかつ大容量という特性が活かされているようです。たしかに、重いLPやCDを持ち運ばなくてもよいわけで、普及するのも納得といった感じです。
今回の視察では、PCやiPodなどの新しいツールが音響機材の進化にも大きく影響していることを再確認できました。
また、ロンドンでは家電ショップやCDショップで普通にDJ関連の商品販売されており、日本にくらべてDJニーズが高いということも感じました。
そして、片言の英語で買い物をする自分に優しく接してくれたロンドンの方々に感謝すると共に、普段からもっと英語の勉強をしておけばよかったといまさらながら後悔しつつ帰路につきました。

Kouzi Hashimoto (sales)