PLASAショーは初めての参加となりました。照明はLEDの大型化、音響はよりいっそうのデジタル化が顕著でした。世界的に不景気ですがそれを払拭するかのように各ブース元気にプロモーションを展開していたのが印象的です。ロンドンの街も元気ならPLASAショーも元気!といったところでしょうか?
さてロンドンですが、ここはそう!リンゴ★サワーの街。リンゴ★サワーロンドンを歩くという感じで、子供のころから憧れていたこの街の空気は格別でした。ライブハウスで地元のミュージシャンとセッションしたり、かのABBEY ROADスタジオで世界一有名な横断歩道を渡ったりと、貴重な経験をさせてもらいました。
東南アジアにしか行ったことのない自分でしたが、この度「初めての海外ショーの参加」というちょっとしたプレッシャーと緊張感、「英語は話せないけど何とかなるさ」という自分本来の楽観的な考え、そんな両極端で矛盾した気持ちを抱きながら旅立ちました。PLASAの規模はそれほど大きくないと聞いていましたが、いやはやなんとも。楽器関係は確かにほとんど見かけませんでしたが、照明機器の充実、DJ関係の豊富さ、ステージ周辺機器の膨大さ、どれをとってもすばらしい規模だったと思います。あちこちで商談が行われ、DJのデモプレイが行われ、その天井には光の輪がいっぱい照らされているという状況に圧巻されっぱなしでした。ロンドン名物の2階建てバスに乗ったり、憧れのアビーロードにも行け、とても充実したPLASA08への参加になりました。この経験、感動を私たちのレポートで少しでも皆様に伝われば幸いです。
今回、初めて海外のショーに参加し、まず一番の印象として「世界は広い!」と改めて感じさせられました。見た事もないメーカー、色々な国から集まったたくさんの人々。会場にいるだけで感動し、胸が高鳴りました。ロンドンのPlasa08にて、私の1番の目的はDJ関連の商品でしたが、ブースが少なく少し物足りなく、寂しく感じましたが、ALLEN&HEATH、RANE、M-AUDIO、AKAI、NUMARK、などには心を奪われる商品もあり、ALLEN&HEATHのXONE:4D、AKAIのMPC5000、NUMARKのNS7などに触れられたのは良い経験になりました。また逆に寂しく感じたのは、単にDJ関連のブースが少なかったからと言うわけではなく、今の時代簡単にPCで何万曲、何十万曲、それ以上を持運び、CLUBでPLAYができ、音質もレコードよりも良く、また劣化する事もない、曲は、共有ソフトでいくらでも探せ、フリーで手にすることができる。もちろん法律に反しますが。。。。すごい便利な時代だと思いますが、DJがレコードに針を落とす姿に憧れ(もちろん音楽的にも好きですが)DJを始めた私には寂しく感じます。今のスタイルを悪く言う訳ではありませんが、OLD SCHOOLが好きな私から見れば、やはりデジタル化が寂しくて仕方ないです。アナログ育ち、レコード育ち、やっぱり好きなんです。また、私が感じたのは照明のブースが多く見られたこと、触ったこともないような商品に実際に触れられたのもいい経験になりました。今や音楽を表現するうえで大切な照明システム。光での演出はとても進んでいて素晴しい商品がたくさんありました。Plasa08に参加させていただきたくさんの素晴しい経験ができたことを感謝します。