今回のSUMMER NAMMを振り返ってみると、地元のGibsonをはじめ、Fender、PEAVEYといった大手メーカーが出展していない代わりに、アジアを拠点としている低価格志向のメーカーが大きなブースを構えて注目を浴びていたりと、まさに、現在の米国の経済状況を如実に反映していることが実感できたショーでした。 しかし、マニアックなツールや、職人気質溢れる製品を扱っている小さなブースにも、大手のブースに引けを取らないくらいに人が集まっており、メジャーなメーカーのブースは無くても、会場には活気が溢れている印象を受けました。 いまや、インターネットにアクセスすれば展示されているショーモデルや新製品の情報を簡単に手に入れることができますが、やはり実際に会場にいってみないとその熱気は伝わってきません。実際にイベントに参加することで、製品を手がけた職人さんや、メーカースタッフの熱意を感じることができたと思います。 実際、年々規模が縮小していると言われる夏の音楽の祭典SUMMER NAMMですが、米国の景気回復と共に、このナッシュビルでパワフルな復活を遂げてくれることを祈るばかりです。 (営業:山邊)