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Crestの新作パワーアンプも中をのぞくとおや、どこかで見たことが…何となくPeavey社のGPSシリーズに似ているのです。それもそのはず、Crest Audioの親会社はPeaveyですから、きっと同一工場で生産されているのかもしれませんね(未確認情報)。このようにブランド名が違っても内容が類似している商品が多数出回る現象は当面続きそうなので、バイヤーはきちんと知恵を絞って欲しいものを確実にゲットすることが望まれるのでしょう。またそのCA社が今度はPAスピーカーを展示している。なるほど、やはりどのメーカーも総合PA業をめざしているのか、何でも作ろう、委託生産しよう、というのがトレンドなのかもしれない。しかしMackie社の様にイタリアのRCF社やEAW社等、次から次へと買収して、結局経営難に陥るメーカーが多い昨今、やたら何でもやればよい、という時代は終わったのではないでしょうか。ついつい、余計なことまでフロアーを歩きながら考えていました。
ウウォー!ギターメーカーのGibson社がPAスピーカーを展示している!!ちょっと格好はださいですが、樹脂製とも思われる巨大エンクロージャーに波うったデザインを光らせてバッチリと展示してありました。といっても、ギターメーカーがスピーカーを作っているわけないし、これまたどこの中国工場で作っているのかな、としか思考がめぐらなくなっているのもちょっとおかしい?本当に販売して、本当にヒットしたらすごいなー、と思わずうなずいてしまいました。
Gibsonのブースでは、こんな告知が!SLASH現る!!こういったミュージシャンに会えるのも海外ショーの魅力の一つです。しかし残念な事に私たちは、彼に会う事ができませんでした。ということでポスターをご覧下さい。
こちらはビンテージギターやその他のビンテージ機材がずらりと並んだVintage Studio Rentalsのブースです。のぞくなり”こんにちは”と挨拶されてしまいました。突然のことだったので"こんにちは"と返すのが精一杯。ちょっとびっくりしましたが、レアなマイクやアンプ・ギターが置いてあり、中古楽器展に迷い込んだような感じです。中ではもちろん機材に関する話題で持ちきりでした。
存続の危機を乗り越えSTANTON社の傘下となり、再出発のCERWIN-VEGA。今回、ブースは小さかったが完全復活に期待大。世界中のファンが今後の展開に注目。
KRKのブースでは、大きなモデルから小さなモデルまでズラリと並んだVシリーズを展示。黄色と黒のおなじみのスタイルはやはり目を引きます。その上、美しいコンパニオンまでポーズを決めてくれました。地味な会場の中で、ここが一番華やいでいました。
これは、TANNOYのEllipseというモニタースピーカです。SuperTweeterと8"DualConsentric drive unitを備え形的にも次世代のスピーカといった感じで1目見ただけで印象の濃いものでした。
大規模なコンサート会場やスタジアムで見かけるスピーカーシステムも、こんなに近くで見る事ができます。McCauleyのMONARC MLA5です。普段は、遠くから見るばかりですが、目の前で見るとその大きさは圧巻です。
ポスターを見ると丸と?マーク、これはいったい何!?そして、その前に同じ形した丸い物体が。知らぬ間にスピーカ=四角いものと思っては、いませんか?実は、これMeyerSoundのスピーカで、これまた印象的なデザインですね。
こちらはおなじみのJBL。スピーカー内部の説明の様子。始まる前から人が集まり立ち見も20、30人と大盛況。聴衆の表情も真剣そのもの。さすがは老舗ブランド、何かJBLのすごさを感じました。
おなじみELECTRO-VOICEのブース。新商品のCELING SPEAKESの4連発。クリアボードに備え付けたレイアウトは、かなりインパクト有り。思わず、立ち止まります。
カタログでは見るものの、実際に目にする事が無かったAKGのK1000が展示されていました。見た目のユニークさが目を引きますが、コンセプトは明確。イヤーパッドが無いので左右のユニットから出た音が素直に耳に届くという具合。デザインとサウンド、音響機材はやはり両立してこそ良い音に感じられるのは自分だけでしょうか?
こちらもヘッドフォンがずらり、SENNHEISERのブースです。新製品のヘッドホンがありましたが視聴する事が出来なかったのが残念です。

Alesisのブースです。ショー自体音響機材が中心とあって、実際に唯一遊び感覚でも扱えたのがこれ。ショーレポート恒例?AIRシリーズです。丸い形した黒いパネルの上の空間に手をかざすと、手の動きに反応してテルミンのように音が出せるものでした。プログラムの仕方で効果音も色々出せ曲に合わせてセッションしたら楽しそうな一品。今回はAir SYNTHで遊んでみました。
MIDIMANのブース。MIDIキーボードOXYGEN8のデモンストレーション中。冗談を飛ばしながらも画面を見つめる目は、真剣ですね。
新製品が毎度楽しみなLINE6。今回は、POD2の次世代モデルPOD XTが登場。ブースは小さいが、訪れる人は後を絶ちません。スタッフもお客さんもギターを持ち楽しんでます。やはり音楽は、楽しむもの。見いるのが一番気持ちがいいですね。
ひときわ大きなRolandのブースは様々な商品が展示されており、どこも人だかりができていました。これは、電子ドラムのV-DRUMの講習風景ですが、なんとも上からこれだけのヘッドホンが一同に並んでいると奇妙。その様は、パン食い競争でもしているかのようでした。
 
今年のAESは熱くもなく、寒くもない、ぬるま湯に浸かっているようなだるい雰囲気が漂っていました。何せメーカーに元気がない。ショーに活気がない。うわさといえば、某M社が半年以内に倒産する、というような思わしくない話だけがフロアーを独歩し、「あー、やっぱり…」という重苦しい雰囲気が漂う中、サウンドハウスのクルーはひたすら歩き回りながら、その中でもポジティブな情報をお届けできるようがんばりました。世界景気もますます悪化するなか、人々の心を潤わすオーディオ機器と音楽、これだけは永遠に繁栄してもらいたいものです。そんな願いを込めて、ショーを去った後は、やっぱりロスのリトル東京でお寿司をたらふくごっつあんです!
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