NAMM2001速報 in LA
NAMM Winter Session2001 -LOS ANGELS-
ミュージシャンの憧れの街、ロス・アンジェルス。そして青い空が輝くように美しい晴天に恵まれた中、2001年のNAMMショーが開催された。
今回のショーは、2年ぶりにアナハイム・コンベンションセンターでの開催ということもあり、活気が戻ってきたようだ。
空港から多少離れてはいるものの、ディズニーランドの近くということもあり、多数の来場者が集った。
まず入ってすぐに、LUDWIGのブース。スネアドラムの音には70年代から相変わらず支持者が多い。
やはりジャズから入ってLED ZEPPELIN等の影が基本を作ってるのだろう。SYPEXなど、カラーバリエーションがかなり豊富なところも目を引いた。

次に人の流れに沿って進んでいくとTDM系のブースが群れをなしていた。かなりの人の集まりが各所に目立つ。TC WORKSのブースSPARKLEのデモは、単なるプラグイン・ソフトの域を抜け出たような、細かいところまで工夫された操作性が際立っている。やはり未来のレコーディング・システムの今後にかなり期待できそうな気分になってくる。音質や容量の問題などは、じきにクリアしてゆくでのあろう。

相変わらず人気の高いMOTUでは、24Iや2408などのデモ演奏が行なわれていた。それにしても各商品が全部組み込まれている大型のフルラック・マウントには圧倒される。最近電圧の問題で音が劣化すると言われることもあるが、そんなことはさて置いて、やはりMAC OS上では王道を歩んでいる雰囲気がある。

EMAGICではプラチナムの展示に人が集まっていた。価格の面でも着実に人気をつかみ始めているDELTAシリーズのラインナップ。特に44、66は今後徐々にニーズも増えてくるだろう。STEINGBURGでは、VSTに始まる業界のデファクト・スタンダードとなるに値するメーカーの貫禄が、ブースのサイズからみても確実にわかる。

音の太さ、存在感で他のものを寄せ付けない強さを持っているEMU。ブース周りをサンプラー・セクションと音源セクションとに分け、それぞれを自由に触れることのできるようにしてある。サンプラー・セクションでは売り切れ続出中のE5000ULTRAから、E64ULTRAと同ラインアップが勢ぞろい。音質は太く、このスペックなら問題なく今後ますます売れるアイテムではないだろうか。
向かいの音源セクションでは、新作のMO PFATTO、EX1LEADがずらりと並ぶ。おそらく新作であろうMO TURBOはすでにLOOPINGの設定もしており、鍵盤を押さえただけでベードラ、ハット、スネア等ダンスチューンには欠かせないサンプルをセレクトできる。こいつは一台でかなりの武器となってくるのでは…!という期待の商品として人気を得るに違いない。
いずれも各担当者が一つ一つ丁寧に対応していた。
EMUのフロントにくっついた形でDJブースを設置したRED SOUNDは、R&Bサウンド等に不可欠なヴォコーダーをDJ系サウンドとして試走。
かなりの人だかりができており、音の作りもEMU寄り。
やはりDJ系からソフト使用のあるサウンドを組み立て、それらのセンスを競うような音響機器が増えている。デジタルDJ楽器とでも言おうか。
組み込んだサウンド&ビートに人の声が乗る。センスがあれば誰でも簡単に表現できるようなコンピュータ・ライクな楽器が多くなっている。こういったものは今後ますます主流になるであろう。
そのまま反対方向に向かってゆくと、あのAUDIXのブースが目に飛び込んできた。
ドラム等のレコーディングするのに最適のDシリーズがブース前のショーウィンドウにばっちりと展示してあった。
負けじとOMシリーズも左右対称のウィンドウに飾られている。
実際の音はマイクスタンドに設置してあるOMシリーズを手に取って聞きながら、ショーを見にきていた人たちも担当者から話を真剣に聞いていていた。
デジタル時代のサウンドを確実にバックアップする一番大切な素材の1つがマイクであることは間違いないようだ。


また、写真のボーカルマイクは、新型ハイパー・カーディオイドの小型マイクだ。温かみがあり、自然な感じでかなりよい仕上がりになっているようだ。今後、新商品として確実に人気を得そうな雰囲気で一杯だ。
ゴールドとブラックのコントラストが高級感を醸し出し、絶妙のカラーリングがより魅力を引き出していた。
次は注目、RODE社のブースだ。
RODEからシリーズ最新のマイク、NT1000とNTKがようやくお披露目、展示されていた。
NKVは真空管マイクの最新版。既に人気商品となっているNTVと同等の音質を誇りながらも、何と実売価格が5万円を切るという驚異のコストパフォーマンスを実現したという。

NT1000は、これまた定番のNT1とNT2の中間に位置付けられるマイクだ。実売価格は1万円台を予定しているというので、これまたすごい。
そして既に海外の雑誌ではRODE社のキャンペーン広告が出されており、Neumannのマイクと比較して音質が劣ると思われた方にはマネーバック保証をするという大胆なマーケティングをしている。
但し、返金額はノイマンのマイクの購入に充てられなければならないというのがミソ。

発売は4月予定。

少し歩くとEVENT社のブースが見えてきた。
フロント正面から左側には新商品として確実にトップクラスの話題性をさらっているEZBusが設置されている。
コンバータ、MTR、MIDI AUDIOコントローラ等の機能を有し、すべてをカバーするEZBUSは確かに注目商品だ。
ブース内の中心部にはPCとの接続済みのものがセットアップされており、係りの方の説明、質問等を多数の客が受けていた。
PC側での簡易操作をする設置自体も、ボタンひとつ押すだけで可能なため、面倒な設定やわかりづらい操作はほとんどない。モニター用マイクはRODE NT3を使用。
すると関係者以外立ち入り禁止の扉の中に通され、密会を目撃。
写真の方は、ドイツのキーボード・マガジンの編集担当者で、EZBUSに関しての詳細や、290オプティカルのオーディオカードの新情報や本体とのバンドルに関しての説明などを受けていた。
我々一行も今後の新情報の対談に参加させてもらった。

通り道、パイオニアのブースがあり、ターンテーブルに混ざって試走可能なCDD関係数台が並んでいた。これからの新DJのあり方がレコードのみではない事をますます予感させてゆく。
その左奥にはLEXICONのブース。入ってみると横長のバーカウンターが現れた。リラックスできる白いレザーのソファーがあり、多くのスタッフ(?)がくつろいだ様子で、ゆっくりしていた。無論、CORE2、MPXシリ−ズ、960Lなど多数展示してあった。

お次はDBX、JBL、ALLEN&HEATHが満載のHarman Pro Groupのブースだ。

DRIVE RACKを筆頭に、376や386シルバーシリーズの展示がされている。
特に480ドライブラックはPC接続により481、482もマウントされ、操作上480Rを使用してマウスひとつで瞬時に目でシミュレートできる設定となっており、絶えず人が説明をうけていた。DRIVE RACK同様PCで操作ができる、Drive RACKの簡易バージョンである240も操作説明ができるようマウントされていた。

PA操作もますます便利にすばやく簡単にできるようになっていくようだ。

JBLの視聴用ブースでは、EONシリーズ等と一緒にDBX480を使った新型SR-Xシリーズ・スピーカーのデモが行なわれており、常に満員状態だった。
写真に写っている係りの方も一人一人の質問等に丁寧かつ真剣に対応していた。
もちろん音の良さはいうまでもない!!JBLとDBXのコンビネーションは正に最強と言われるに等しい。



ALLEN & HEATHからはなんとDJMIXERがシリーズで登場し、デモのDJがかなりの時間PLAYしていた。
ALLEN & HEATHはアメリカやヨーロッパでは大変な人気と聞いている。日本でも活躍する兆しがある。
いずれにせよ、やはりDJという新しいジャンルが世界的に普及しているという証なのだろう。
ちなみにこのX-ONEのコンソールは数多く存在するDJミキサーの中でもダントツに大きく、高級感がある。
ブースを訪れる人間の頭数の多さがアメリカでの人気を物語っているようだ。

Harmanのブースを出て、入り口側のサウンドクラフト単独ブースを横目に円形の客席があるホールに入った瞬間、超高い天井にあたるメーカーのカラフルな文字や、派手なスポットライト、FOGがたかれDJが目いっぱいハイテンションでPLAYしている光景が目に入った。足を踏み入れてみると、巨大なCLUBにいるかのような錯覚に陥った。

正面VESTAXのブースでは5人のDJがスクラッチで技を競い合いうかのようにPLAY。
左側のMARTINのブース正面には照明の角度や距離、配置などをシミュレートできるPC画面がフロントにあり、独特な形のロボットライクなマシンがライトを照らしている。
左センターにはUNI-PARのブース。
派手なカラーでミニタイプや白、クリヤー、そしてパステル系の派手なカラーのライトまで展示してある。
写真で見てわかるように、ちょっとしたDJスタイルのBARや、コンパクトな照明スタイルを求めてる場所にはぴったりフィットするだろう。

そのまま奥に入っていくと、左側に照明関係では一番大きいであろうと思われるブースが見えてきた。フロントでは派手なパフォーマンスが行われている。
人だかりとなってる中、ハイスピードでカッティングするスクラッチの音が響く。シャープでハイ音質な音はレコードと少し違う。
人だかりを掻き分け前に出てみると、ターンテーブルではなく、なんとCDではないか!
そう、そこはあのAMERICAN DJのブース。
そして新商品でADJでも絶対の自信があると語っていたPRO SCRACH1のデモ演奏だった。
ターンテーブルでは絶対にできないようなスピード感のあるカッティングにしばらく見入ってしまった。これはスゴイ…!


ブースに入ると、4〜5台のSCRACH1の試走も可能。操作の良さと未来的なFACEに好印象をもった。
また照明の新作やファイヤー型の照明のインパクト(これも新作)POCKET SCANなど、インテリジェントライトの動きも印象的だった。

そのまま奥に進み、正面にはETAブース。
メインのパワーコンディショナーPDシリーズでは、フロントパネルの改善によって、厚みが増し、より丈夫になったためにますます使いやすくなってきた。

奥に入ってゆくとまたしても大き目のテントがある。なんと照明をはじめたODYSSEYのブースにたどり着いた。人気のKROMシリーズのクリヤータイプが、シルバータイプと一緒にテント奥に並んでおり、新シリーズの照明に照らされ、輝いている。
円形会場の天井めがけて伸びるスポットは本体が小さめだが、明るさはばっちり。これは使える。また、カラースポットタイプもプリセットされている。かなり過敏な動きでこちらも期待できそうだ。担当のフランク氏も自身ありげに照明の説明をしてくれた。
ますます、新展開してゆくであろうDJ照明のホールはかなりのインパクトがあり、今後の動向が注目される。
そのままホールをきた方向に戻り、右サイド方向に向かう。見えてきたのは音圧のあるロー重視サウンドのCerwin Vegaのブース。
ブース内のフロントにはメタルのツイーターV152が圧巻。黒字に白のメーカーロゴが一際目立った。
新しくなったサブウーファーSUB218の情報は先情報で確認していた通りのもの。昨年暮れ、日本に訪れたCerwinVegaのスタッフ達の相変わらずの笑顔、心地よい説明をすべるような英語で忙しそうに解説していた。
このSUB218はその巨大な形状に見合ったものすごい低域の振動音を与えてくれる。まさに最近のトレンドにうってつけといえよう。

お次はALESISのブース。中堅どころと思いきや、ブースはかなり大きいほう。ざっと見渡しても2〜3を争うくらいの大きさのようだ。BANDの演奏も行なっており、そのまわりの柵には十数ヶのヘッドフォンが設置してある。ドラムがMIDIパッドで、すべてラインから聞けるようにもなっている。さすがDATやレコーディング等の機種では抜き出ているメーカーだ。人の混みようもかなりで、ヘッドフォンで音を聞くまでに少々待たされてしまったくらいである。
各レコーディング用モニター等エンジニア専門ブースも備えつけており、常に人が出入りをしていた。ブースで話し掛けてきたダニエル氏とマイク氏は、それぞれのブースにて解説に熱を入れている。エンジニア・マネージャーのマイケル氏担当の新商品は、モニターそのものにEQがついており、PCに接続すればすべてコントロールできる。もちろん瞬時にフラットに戻せるタイプ。モニター本体についているデジタル表示スイッチでコントロールできるわけだ。実際触れてみたかったが時間がなくて残念。

AIR FXの解説は受けなかったが、赤外線等、AIR系タッチ感覚エフェクトを発表しているメーカーが増えてきている気がする。誰にでも感覚的に使用できるというメリットがあるからだろうか。

展示場を来た方向から反対側に歩く。

一番巨大なブースのPEAVYでは、入っていくとすぐに人だかりが。誰かが来てるのだろうと思いきやステージではあのZAPPAの息子、DWEEZIL ZAPPAがギターを披露中。DWEEZIL本人がEDDIEのファンということもあるのだろう。ステージ上のDWEEZILにファンがサインをもらいに詰め寄っていた。

ブース周りはあの5150IIユニットが囲むように並んでおり、ここはまさにEDDIE VAN HALENのブース。
ダダーンと豪華に披露しているのが、著名なEVH、Van Halenモデルのギターだ。

ブース内壁面にはその他のギター、ベース等20機種から30機種前後の商品の数々。もちろん派手独特なものまで展示してあり、かなりのインパクト。ギタリストの天国とも言えるのがNAMMショーだ。

新商品のベースアンプあり、レトロなブルーカラーで印象的だった新シリーズのチューブ・ギターアンプありと、人気商品のためかブース内は大変に混み合っていた。

また、視聴用ROOMの内、ギター、ベースアンプからPA系システム系やシンセ系、DJ系のブースまで全4ROOMあり、特にPEAVEYのDJ MIXERはかなりエッジのきいた抜ける音が好印象だった。
さすがアメリカ、音の粒があり存在感のあるサウンドを出していると思われたのがなんとシンセ。ストリングスの音圧とEMUなどにも共通する、単音でも十分なトーンには、PEAVEYがギターだけでなく、ほかのサウンドでも通用してゆく力を持っているという実感があった。
PEAVEYのドラムは面白い。段になったブース内にて5機種のセットがお目見えした。本体の重圧感と特にシェル部の独特な形状。またカラフルな色のセレクトができるように、セットの背面にはタムのすべてのカラーバリエーションが均等に並べられている。フロントのセットの前にはビデオによるドラムサウンドが流されており、実際ビデオ出演しているドラマー本人が解説を担当していた。


超目玉商品の新型ドラム、これはかなりの破格値が売り。なんとシンバルまでついているというのに39,800円!!3月には日本に上陸するという。今までの日本では考えられない高品質低価格商品に誰もが驚かされることだろう。
真っ赤なPEAVEYのロゴが付いたグレーの巨大ブースを背後にして歩くと、キャンピングカーをブースに見立てたGIBSONのトラックがある。
レスポールの人気は相変わらずだ。このトラックの中に入り、両サイドに掛けられているギターを見ていると、何故か別世界にいるような気分になる。
とにかくギター関係は相変わらずのブースの数だ。そこでCARVINに注目。
様々なカラーリングのギターは、飾っておくだけでもインテリアになるようなものばかり。コレクションとしてぜひとも手に入れたいと思ってしまう。
また、CARVINのように卸し売りは全くしないで、ユーザーにダイレクト販売のみするというメーカーも、今後増えてくるのではないだろうか。






また、ありとあらゆる個性的なギターを見つけることが出来るのもNAMM。
この柔らかくてふさふさした(?)ギターも、本当に弾くことができるのだ。
素通りしようとしたが、メロディアスなダブルベースの音色に、ふと立ち止まってしまった。
バタフライのロゴと、ゴージャス感のあるベースで有名なFODERAブースでの超メロディアスな5弦ベースバトル。
写真にもあるように、一見ソフトなタッチでありながら、しかしハードなプレイに、立ち止まる人みんなプレーヤーと共に陶酔していた。
ダブルベース演奏の横をすり抜け、エスカレータを降りた。地下ホール内にもこれでもかというように広がっている各メーカーのブースたち。どちらかというとパーツ類や、AV関係が集まっているようだ。まっすぐ向かうと大きめのステージに黄色の耳のロゴ。BEHRINGERだ。
このドイツのメーカーが格安のMIXERを通して業界の流れを変えてしまったかのようなイメージがある。しかし今ではマイクからモニターまで、あらゆる機材を手がけている。すべてを使用したステージングにはメーカーの考え方が現れているようだ。

ここではギターアンプのデモを行なっていた。なかなかのスリリングなディストーション感に「おっ」と思ってしまう。
更に奥に進んでいくと、やはり他のメーカーと同じようにパステルカラーに彩られたモニターと落ち着いたまろやかなサウンドが何となくミスマッチしているTANNOYのブースだ。
温かみのあるリッチな音で定評のTANNOYでさえこのカラーなのだから、派手なカラーリングは今後どのメーカーでも当たり前のようになるのだろうか。
でもやはり黒が一番落ち着くと思ってしまうのは、我々SH営業部だけかもしれない。
誰かの生演奏かと思って近づいてみると、センター画面を囲むようにセットアップされているGENELECのアクティヴ系モニター。
ここまでフラットにクリーンに、本物に近い音が出るのが実にスゴイ。やはり音質は感無量だった。ひたすら良い音のみを追い求めているというメーカーの意識が伺えるセットアップだ。

また、思ったよりもよかったのがMANLEYのプリ&マイク。チューブマイクプリ、形が印象的なGOLDシリーズのマイクとのセッティング。感度の良さとハイファイ過ぎないクリアーな音はVOCALとしてはかなりの高得点をつけたい。
ELETTRONICA MONTARBO SRLのブースではFREE JAZZを演奏。ウッドベースとガットギターのフィットしたサウンドは、スムースな曲調をより暖かく感じさせていた。あらゆるジャンルの音楽が聴けるのもNAMMの魅力の1つだ。
エスカレータをあがって、黄色いトレーラーが目立つダダリオブースを越したあたりに、まるで巨人が弾くようなビッグサイズのアコースティックギターがブースの角に半分埋まっている!アコギでは定番のMARTINだ。
ブースの中には定番、クリアーでシャープそしてソフトな音色を奏でる数々のギターたちがきれいに並べられていた。
MARTIN以外にもアコギのメーカー数十社がブースをひしめき合いながら競い合っているが、中でもTAYLORは着実に客層を広げている感じがある。

ベース関係のブースを抜け、奥に見えてきたのはHHBのブースだ。TL AUDIOの真空管ミキサーがドンと置いてあった。このオーソドックスなスタイルと丸型VUメーターのレトロな感覚が、いかにも゛太い”音を創り出してくれそうな感じを与える。一度は使ってみたい卓だ。
またその後方にはCircleシリーズのモニタースピーカーが展示されていた。ブルー&パープルに統一されたカラーリングが面白い。
HHBがどこまでこのシリーズに力を入れてゆくかが楽しみだ。
また人気のコンプFATMANにMONOコンプ・バージョンのFATMAN2が登場。
プリセットがダントツで使いやすく、音もすごく良い。
かかりのよい太いサウンドが期待される。
AKAIのブース前にはDJ系ご用達アイテムMPC2000の限定バージョン3機種。
左端はUSA SPECIALバージョン。コントローラのMPC442も初のお目見えだ。
日本のメーカーもがんばっている。
ギター・モデリング・ユニットPODが超ヒット中のLINE6のブースでは、POD2はもちろん、FLEXTONE等のアンプを鳴らして担当スタッフが熱演中だった。ALESISのブースと同じように、ヘッドフォンでPOD2のシミュレーションサウンドを確認できるのが魅力。我れ先にと並んで皆さん視聴。
ヘッドホンが空くことはなかった…
今回のショーで1〜2位を争うブースの大きさで登場していたのは日本のメーカーROLAND。

商品群としては人気のXV5080、GOSPEL系のCD ROMを搭載して聞かせていたVP9000や、YAMAHA AW4416を意識して出してきたようなVSシリーズの新作VS2480をかなりPUSHしているようだ。
他にデジタル・ドラムなどを10台前後展示しており、集まったドラマ−たちを夢中にさせていた。

日本メーカーの活躍に期待したい。

2001年NAMMも例年にもれず、多くの出展メーカーと共に大勢の観客が訪れた。著名プロミュージシャンの演奏もあちらこちらのブースで連日行なわれただけでなく、自分自身がプレーヤーとして参加し、音を出して楽しむことができるのは本当に嬉しい限りだ。
さあ、音楽を満喫してたっぷりエンジョイした後は、カリフォルニア・ワインを飲んで楽しいパーティーだ!!

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